夫・妻を褒める|夫婦関係改善のツボ①

よく夫婦関係のマニュアルの本で、夫(妻)を褒めるようにと書かれています。
でも、実際試してもあまり効果がない場合が多いようです。
それはなぜでしょうか?

カウンセラーの立場からしても夫・妻をを褒めることはとても大切なことですだと思います。
ただ、実際本のとおりに褒めてみたものの
「心が入っていない」言われ逆に関係を悪化させてしまうことが多いのが実情のようです。

我々カウンセラーは学生時代に自己一致の大切さ徹底的に教え込まれます。
自己一致、つまり自分が思った事と言うことを一致させる、つまり嘘はだめだと。
心にもないことを伝えると相手にも嘘をついていると思われます。

さて、本に書いてあったことを試された方が、嘘をついて褒めたとは言いません。
ただ、嘘どうかの判断は関係性によります。
つまり、仲が悪い相手から褒められたら、嫌みを言われたと思うのが普通の反応です。
まして、本に書かれた事、つまり普段したことのない慣れない事をした場合なおさらです。

ではどうしたらいいのか。
私は効果的な方法として、直接褒めるのではなく、間接的に褒める事をお勧めしています。
たとえば、親戚の集まりで、「うちの嫁は料理がとても上手なんです」「いつも夫が子どもを見てくられるので助かってます」や
地域の集まりで「嫁が綺麗だと私も見合うために頑張ろうと思うのですが。。。」
「いつもちゃんと記念日とか大切にしてくれるんです」といった感じです。

ただ、照れくさいと思われた方はまずはスモールステップとして、自分を落して相手をあげてもいいと思います。
「妻に比べて自分はなかなか子どもに向き合えなくて」
「妻がいなかったらこんなに仕事は成功しなかったと思います」
「夫が外でしっかり働いてくれるので、私はあまりあまり支えられてないので心苦しいです」
「夫の支えがなければ子育てこんなに安心してできないですよ」

ちなみに、その話はちゃんと相手の耳にはいるような大きな声で言わないと意味がありません。
それから言うまでもありませんが、あまり言い過ぎるとご近所さんから疎まれますのでご注意ください。

日本の文化の悪いところとして身内を褒めないみたいなことがあるかと思います。ただ、時代は変わって来ているのです。昔の古い文化に縛られず、新しい時代に適応していくこと、それも夫婦関係を良くして行く秘訣の一つなのです。

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この記事を書いた人

心理士として、カップル、夫婦を軸に臨床活動、研究活動をライフワークとしています。。主に、不倫、セックスレスなどからの夫婦の修復や、意見がズレる時の葛藤解消を専門にしています。

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