不妊治療の夫婦の子供をあきらめる決断

いつまで治療をつづけるか…これは、不妊治療を体験した方なら、誰でも一度は直面するテーマなのではないでしょうか。

夫婦ともにはっきり原因がない、それなのに、なぜか子供ができない。「病院へ行けば」「薬を飲めば」「人工授精すれば」「体外受精すれば」妊娠するかもという期待は、そのたびに裏切られて、今ではもう期待することすらあきらめている。それでも、治療を止める踏ん切りがつかないまま、苦しい日々を送っている方は決して少なくありません。その背後には、「ここで止めたらこれまでの努力がムダになってしまう」という思いがあります。

不妊治療を止めるという決断は、赤ちゃんを授かるという夢のために全力で頑張ってきた、まじめで意志の強い人ほど、重く難しいものだと思います。

でも、もし、ずっと気持ちが晴れない日々が続いていたり、ふとした拍子に涙が止まらなかったり、原因の分からない身体の症状があるとしたら、それは、心が悲鳴を上げているサインかもしれません。

カウンセリングで、これまでひたすら頑張ってきた自分を一度ゆっくり振り返ってみませんか?自分の心と身体が本当は何を望んでいるのか、夫婦としてこの先どうなっていきたいのか、そしてそのためには今何をすべきかが、きっと見えてくると思います。

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この記事を書いた人

心理士として、カップル、夫婦を軸に臨床活動、研究活動をライフワークとしています。。主に、不倫、セックスレスなどからの夫婦の修復や、意見がズレる時の葛藤解消を専門にしています。

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